スマートEXのメリット・デメリット・注意点など徹底解説
スマートEX とは、JR東日本が提供している鉄道の乗車券や特急券、新幹線の自動改札券などをスマートフォンで購入・利用するサービスです。最大の魅力はスマホやパソコンから簡単に乗車予約ができることです。急いでいる場合でも、みどりの窓口や券売機にならばずに、乗車できます。
しかし、デメリットや注意しておきたいこともあります。購入方法も通常の切符とは異なります。このページでは、スマートEXのメリットと注意しておきたいデメリット、料金、使い方を口コミを交えて紹介します。
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▼メリット
1. スムーズで手軽な購入
• スマートEXアプリを利用することで、いつでもどこでもスマートフォンから鉄道券を簡単かつ手軽に購入できます。窓口や券売機での待ち時間が不要です。
2. 紙のチケット不要
• 購入した切符はスマートフォン上に表示されるQRコードやバーコードで、紙の切符を持たずに利用できます。これにより、チケットを紛失する心配がなくなります。
3. 自動改札機のスムーズな通過
• 購入した切符は自動改札機でスマートフォンをかざすだけで通過できます。手間いらずで、移動がスムーズに行えます。
4. 特急券や新幹線も対応
• 特急券や新幹線の指定席券もアプリで購入でき、スマートフォンを利用して利用できます。予約や座席指定もアプリ上ですぐに行えます。予約の変更もアプリから可能です。
5. 利用履歴の管理
• アプリ内で購入した切符や利用履歴を管理できるため、過去の利用情報を簡単に確認できます。経路や日付ごとに振り返ることができます。いつでもどこでもスマートフォンがあれば確認できるのは、便利ですね。
6. Suicaポイントクラブとの連携
• スマートEXの利用でSuicaポイントクラブに登録することで、ポイントをためることができます。ポイントを利用した特典があるため、おトクに利用できます。
7. 時間や場所の制約が少ない
• 24時間いつでも利用可能で、JR東日本エリア内であればどこからでも鉄道券を購入できます。※メンテナンスの時間帯は利用不可
スマートEXは、スマホやパソコンで「新幹線の予約」ができるサービスで、簡単に予約できるというのが特徴です。
利用料金や登録料は無料でクレジットカードと交通系ICカードを持っている方なら誰でも利用できます。
似たようなサービスで「エクスプレス予約」があります。これは、有料会員制で年会費がかかります。ただ、割引率が大きいので安く購入でき、年に何度も新幹線を利用する方向けのサービスとなっています。
スマートEXは、エクスプレス予約に比べで、気軽に利用できるのが特徴です。
スマートEXとエクスプレス予約の違いを簡単に表でまとめてみましたので比較してみてください。
スマートEX エクスプレス予約
年会費 無料 有料1,000円(税抜)
運賃 少し安い 大幅に安い
予約 スマホやパソコンからOK スマホやパソコンからOK
乗車方法 交通系ICカード EX予約専用ICカード
▼デメリット
1. 通信状況の影響
• スマートEXの利用には通信が必要です。通信状況が悪い場所や非常に混雑した場所では、アプリの操作や切符の利用が難しくなることがあります。
2. アプリ未対応の駅も存在
• 一部の駅ではスマートEXが未対応の場合があります。対応していない駅では従来通りの紙の切符を利用する必要があります。
3. クレジットカードの登録が必要
• 利用にはクレジットカードの登録は必須になります。普段からクレジットカード利用に抵抗がない方なら問題ないと思います。
4. セキュリティの懸念
• スマートEXはスマートフォンを利用するため、セキュリティ上の懸念が生じることがあります。スマートフォンが紛失した場合、第三者がアプリを利用するリスクが考えられます。
•
どうしてもスマートフォンを使用するので、時には通信面で不安な部分が感じられるかもしれません。また、スマートフォンを紛失した場合の対応なども事前に調べておくと、万が一の時には焦らず対応できますね。
▼利用方法
ここからは実際に利用する時の手順をご紹介します。
1. アプリのダウンロード:
• JR東日本の提供するスマートEXアプリをスマートフォンにダウンロードします。アプリは主要なアプリストアで入手できます。
2. アプリへの登録
• アプリを起動して、利用者情報やクレジットカード情報などを登録します。登録が完了すると、スマートEXを利用できるようになります。
3.乗車券の購入
• アプリ内で利用する予定の乗車券や特急券を購入します。出発駅や到着駅、利用日時などを指定します。予約が完了すると、登録したクレジットカードから料金が引き落とされます。
3. QRコードやバーコードの表示
• 購入した切符にはQRコードやバーコードが表示されます。これを自動改札機で読み取ることで、改札を通過できます。
4. 自動改札機での通過
• 列車に乗車する際、駅の自動改札機でスマートフォンの画面に表示されたQRコードやバーコードをかざして通過します。
5. 特急券や新幹線の利用
• 特急券や新幹線の利用も同様にアプリで購入し、スマートフォンの画面を自動改札機で読み取って利用します。新幹線改札口で改札機のIC読み取り部にiPhoneをかざすと、「EXご利用票」が出てくるので、受け取って入場します。
6. 利用履歴の確認:
• アプリ内で乗車履歴や購入履歴を確認できます。過去の利用情報を振り返ることができます。
ここで実際に利用した人の口コミを見ていきましょう。
最近まで交通系ICカードを持ってたけど失くすし、落とすし、汚れるし、折れるし、キズは付くわ、半導体素子が不足して販売中止やら。
面倒だからモバイル化した。
JRのクレジットカード持ってるし、連携して東海道新幹線もスマートEX化したし、紙の切符さよなら👋した。…— ゆずてつX (@Yuzutetsu_220) January 18, 2024
スマートフォン1本にまとめて複数のカード紛失のリスクを減らした口コミですね。満員電車に乗車したり、日々紛失のリスクはつきものなので、1つにまとめられるのもメリットを感じますね。
デレ山形に向けて新幹線の切符買っておこうと思って、スマートEXデビューしたら東北新幹線は範囲外だった😢
— チョロソーセージ@ユニットツアー山形夜の部 (@P_so_se_ji) January 18, 2024
スマートEXは、乗車券・特急券の効力が一体となった東海道・山陽・九州新幹線専用商品です。新幹線の範囲をうっかりと間違えてしまったということがないように、急な予約を入れる時には注意が必要です。
画面がついたまま電源落とすこともできないことの対処法がネットにないのでサポートに予約入れたけど電話かかってきても鳴るのだろうか。。。
明日からイベントなのにスマートEXで新幹線乗れないのでは。。。— マキヒロチ (@makihirochi) January 18, 2024
突然のスマートフォンの故障もリスクの1つです。スマートフォンが故障しても問い合わせ先が分かるように手帳などにカスタマーセンターの番号・会員IDを控えておくことをオススメします。
▼まとめ
スマートEXは、スマートフォンで簡単に予約できるという点で、とても便利です。「急な出張が多い」「少しでも運賃を安くしたい」「ペーパーレスでスマートに乗車したい」そんな方におすすめです。プライベートでもビジネスでも便利な手段と言えるでしょう。しかし、いつでもリスクに対応できるよう準備しておくこともお忘れなく。