通販などで商品を発送する際、発送方法としてゆうパックを使ってみませんか?
ゆうパックの特徴や料金、送付する際に知っておくべきこと等解説します。
◇ゆうパックとは◇
ゆうパックとは、日本郵便が提供する荷物運送サービスのひとつで、他社が提供する宅配便と同じサービスです。
普通郵便とは異なる輸送体系を使用し、土日祝日も配達が行われるため、普通郵便よりもスピーディな配達が期待できます。
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◆ゆうパックのサイズや運賃◆
ゆうパックにて発送可能な荷物のサイズは、縦・横・高さの合計が60cm以下の60サイズから三辺の合計が170cm以下の170サイズまで7段階あります。重さは25kgまでが対象です。
ゆうパックの基本サイズ
ゆうパックでは、目的に合わせて様々なサービスが利用できます!
>>目的別ゆうパックのサービス
ゆうパックの料金
ゆうパックの料金は、サイズと差出場所から受取場所までの距離によって変動します。
また、配送料金がお得になる割引が充実しています!
■持込割引■
郵便局またはコンビニなどのゆうパック取扱所に荷物を持ち込むと1個につき120円割引されます。
※重量ゆうパックはゆうパック取扱所に持込不可
※コンビニ・ゆうパック取扱所へ持込の場合、支払は現金のみ
■同一あて先割引■
1年以内に発送されたゆうパックの[ご依頼主控](※同一あて先割引欄が印刷されているものに限る)を添えて、同じ種類・あて先のものを差し出す場合、1個につき60円割引されます。
※同一あて先割引欄に使用済の日付印の押印等がされたご依頼主控では割引適用不可
※着払いは割引対象外
■複数口割引■
同じ種類・あて先のものを同時に2個以上差し出すと、1個につき60円割引されます。
※ゆうパックと重量ゆうパックの組み合わせ不可
※着払いは割引対象外
■アプリ利用割引■
クレジットカードを事前登録の上、無料のスマホアプリを用いて郵便局で発行したあて名ラベルを荷物に貼付すると、180円割引されます。
■郵便局受取割引■
発送時に郵便局を受取場所に指定すると、100円割引されます。
■継続利用割引■
前月までの1年間に10個以上の発送があった場合、割引後の運賃から10%の割引となります。
※郵便局受取割引と継続利用割引は同時適用可
※「持込割引」「同一あて先割引」及び「複数口割引」は適用不可
◇ゆうパックの利用方法◇
①荷物を梱包する
自身で用意した梱包材を使用して荷物を梱包します。
梱包する荷物の特性により、緩衝材やビニール袋を使用するなど工夫しましょう。
ゆうパックは荷物のサイズが運賃に関わってくるため、できるだけコンパクトにまとめると料金を抑えて発送することが可能です。
信書や現金はゆうパックでは送れませんので注意が必要です。
また、郵便局では瓶、スキー、ボストンバッグなど様々な品に合わせた包装を購入することが可能です。【ゆうパック包装用品タイプ一覧】
※ゆうパック包装用品の在庫の有無は、郵便局によって異なりますので、利用したい場合は直接郵便局に確認してください。
②送り状を準備する
送り状の作成は、ラベルを印刷する方法と手書きの2種類あります。
▶▶印刷の場合
・Webゆうパックプリント
郵便局の専用サイトで必要事項を登録し、自宅で送り状を印刷します。
宛名を手書きする手間も省け、外出することなく発送準備が完了できるので、自宅にインターネット環境とプリンターがある方におすすめです♩
・日本郵便アプリ / ゆうパックスマホ割アプリ
日本郵便のアプリまたはゆうパックスマホ割アプリにてお届け先などのあて名ラベルの情報を入力し、二次元コードを作成します。
郵便窓口または、郵便局に設置されている専用プリンタ[ゆうプリタッチ]であて名ラベルを印刷します。
▶▶手書きの場合
ゆうパックの送り状を郵便局またはコンビニで入手し、手書きであて名や発送元情報を記入します。
③荷物を発送する
▶▶郵便局の窓口から発送する
梱包した荷物を郵便局の窓口に差し出すと、持込割引が適用されます。
送料の支払い方法は、現金の他、切手ちょう付、料金後納、料金計器別納が選択できます。
また、受取人が料金を支払う着払いもあります。
※元払いと着払いでは、記入する送り状が違うので注意が必要です。
※着払いは受取人の承諾が必要となります。
▶▶コンビニ・ゆうパック取扱所から発送する
ゆうパックの取り扱いを行っているコンビニエンスストアは[ローソン・ミニストップ・セイコーマート]です。
コンビニ・ゆうパック取扱所から発送する場合も持込割引が適用されます。
送料の支払い方法は現金のみです。
▶▶自宅への集荷
インターネットや電話で集荷依頼をすることができます。
ただし、当日に集荷可能か、集荷の時間帯などは受付時間によって異なりますので都度ご確認ください。
集荷の依頼が出来たら、荷物の梱包を済ませ、郵便局員にすぐ手渡せるよう準備しておきましょう。
◆メリット◆
メリットその①:土日祝日も配達してくれる‼
ゆうパックは土曜日・日曜日・祝日を含めて毎日配達してもらえます。
同じく集荷も平日・土日祝日を問わず依頼可能です。
急いで荷物を送りたい場合や、仕事の都合などで平日の集荷が難しい場合、郵便局やコンビニなどの取扱所へ足を運べない場合にとても便利なサービスです。
メリットその②:配達日・配達希望時間を指定できる‼
配達予定日から10日以内であれば、配達日の指定ができます。
配達時間は下記の7つから指定できます。
\ 配達指定可能時間 /
日時の指定は無料で、土日・祝日も含めて配達可能なので、誕生日や記念日に合わせて送りたい場合にもバッチリです♩
日時については差出人が先に指定することはもちろん、荷受人に[追跡番号]を教えることで、荷受人が日時を指定・変更することも出来ます。
メリットその③:追跡サービスが利用できる‼
専用サイトにお荷物番号を入力することで、追跡サービスが利用できます。
送り先から問い合わせがあった場合や、荷物の配送状況が気になる場合に便利です。
メリットその④:ゆうパックは損害賠償の対象‼
ゆうパックは、荷物が壊れる・紛失した場合に、損害賠償の対象となります。
損害賠償の金額は、最高30万円までです。
大切なもの・30万円を超える高価なものは[セキュリティサービス]を利用してください。
※コンビニエンスストア・取扱店にて差し出す場合はセキュリティサービスの利用不可
メリットその⑤:離島料金の設定なし‼
ゆうパックは、離島に発送する場合でも離島料金が発生しません。
送料を追加で徴収される心配がないので大きなメリットと言えます。
◇デメリット◇
デメリットその①:サイズが大きくなるほど高額になる
>>>ゆうパックの基本サイズ の表の通り、ゆうパックは三辺の合計で運賃が決まります。
\ 運賃の差額例/
上記のように、三辺の合計が90cm以内であれば、重量制の定形外郵便(規格外)を利用した方が配送料金を安く抑えられるため、ゆうパックが割高に感じてしまうかもしれません。
しかし、ゆうパックの運賃には、定形外郵便にはない追跡サービスや損害賠償サービスの料金が含まれています。
安さを優先するか、安心を優先するかは、荷物を受け取る相手とあらかじめ相談して決めることをおすすめします。
デメリットその②:取り扱い最大サイズが少し小さめ
ヤマト運輸が提供する荷物運送サービスの宅急便が、200サイズ・30kgまでの荷物に対応しているため、ゆうパックの取り扱いサイズが小さく感じます。
普段使いの範囲では影響がないと思いますが、発送したい荷物のサイズには気を付けましょう。
デメリットその③:冷凍品を送ることが出来ない
ゆうパックには「チルドゆうパック」という冷蔵品配送サービスがありますが、冷凍品を配送するサービスはありません。
チルドゆうパックでは、野菜や果物、鮮魚など冷蔵として保冷しておく必要のあるものだけ送るように気を付けましょう。
冷凍食品などの冷凍品は送ることが出来ないので注意が必要です。
デメリットその④:持込可能なコンビニが限定される
郵便局が休みである土日に配送したい場合、荷物を直接持ち込むことが出来るコンビニは[ローソン・ミニストップ・セイコーマート]に限定されます。
しかし、ゆうパックは土日祝日でもインターネットや電話で集荷依頼をすると家まで集荷に来てもらえるので、近くに対象のコンビニが無くても大丈夫とも言えますね。
◆まとめ◆
ゆうパックは、荷物の中身によってさまざまなサービスを展開しており、持込割引などのお得なサービスや、送り状プリント等の便利なサービスも充実していることが分かりました。
年中無休で配達が行われ、追跡や保証もあるので安心して利用できますね。
ゆうパックの各サービスを利用して、よりお得に、スムーズな発送を実現させましょう!